事前に考えて準備せよ!「悲観する力」

皆さんは,「悲観」という言葉にどういう印象を持ちますか?ネガティブ思考とか,必要以上に悲しむとか,一般的にはマイナスなイメージを持つでしょう.

しかし,「悲観」は悪いことではなく,必要なことだという本を見つけました.それが今回紹介する,「悲観する力」です.

 

 

この本で言う「悲観」とは,単にネガティブに考えることではなく,常識や思い込みを疑って考えることです.「上手くいかないかも」と心配するだけで終わらず,上手くいかない原因やその対策,結果に対する心構えなどを前もって準備することです.

逆に「楽観」は,考えることをせずに現状へ満足したり,周りに合わせたりすることだと,森さんは言います.

 

悲観することで,例えば次のようなメリットがあります.

・「トラブルは起こる」と「悲観」することで,時間的余裕を持てる.

・事前に想定しておくことで,冷静になれる.腹が立ちそうなら事前に腹を立てておく.

・常識を信じずに考える人が,イノベーションを生み出す.

 

私はこの本から,「悲観」をすることで考えるクセをつけることが大事である,というメッセージを受け取りました.

 

“自信をもって自分を悲観することが,翻って,自分の可能性を広げるし,いつでも,いくつになっても,成長する原動力となりうる.”

 

気になった方はぜひ読んでみてください.